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「そうだな。おれ達の子供だもんな」
父親も母親のお腹に手を置きながら微笑んだ。
「さて名前何にしようか」
しばらくして父親が話を戻した。
「そうねぇ‥女の子なら"咲"(サキ)はどうかしら?」
母親が考えた名前を父親に提案した。
「可愛い名前だが、勿論何か意味が有るんだろう?」
父親は母親が考えた名前の意味を聞いた。
「ええ、勿論。ほら、咲いた花はどれも綺麗だったり可愛いでしょ?」
「だからこの子も一生懸命成長して、大きくなった時、綺麗な心を持った可愛い子に育って欲しいの」
母親が名前の意味を説明していた時の姿は正に母親と言える様な雰囲気だった。
「素晴らしい意味だな。よし、この子が女の子だったら名前は"咲"だ」
意味を聞き、父親は賛同した。
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