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心がやっと落ち着いたのはそれから1日がたってからのこと。
でも、目を閉じるとあの人の顔が浮かぶ。
怖い...
震えはとっくに止まっているが、時々心が乱れる。
手首を見ると痣が出来ていた。すごい力で押さえ込まれていたことがわかった。
その痣がすごく痛々しく見えた。
手首だけではなく心にも深く痛い傷が残った。
「遥…?」
と言いそっと優しい手を伸ばす櫂。
その手を拒んでしまった…
怖くて…怖くて…たまらなかった…
「いや…いや…!!!」
大声で叫んだ。
櫂の顔はとても驚いていた。
そして悲しい顔を見せた…
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