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「んーまぁまぁ楽しかったぜよ~」
でも歩花はその話は潤未にしない方がいいと思った。
ストーカー男性の話は潤未ももう聞きたくないだろうし、心配をさせてもいけないし……なにより悦徳とのことを、なんとなくではあるが話してはいけないような気がしたからだ。
「あーあ、私も江坂くんとバイトしたかったなぁ」
小さくため息をつく潤未。
自分も……バイトは楽しかったから、もう少し悦徳とバイトがしたかったな。
「ま、潤未姫、これからは学園祭シーズンだ。また俺がえっちゃんとのラブラブ作戦を考えてやるぜ」
親指を立てそう言った瞬間、教室のドアが開けられ一気にバラの花びらが吹き出してきた。
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