年下俺様彼氏 1話

8/20
前へ
/20ページ
次へ
「神宮蓮。1年生。ま、よろしく」 サラっとそれだけを言うと右手を差し出してきた。 握手…だよね? 私が手を差し伸べた瞬間、私の体がグッと引っ張られ長身の神宮蓮くんの胸に収まった。 「…えっ…あ…へ…っ?」 頭がついていかなかった。 ゆっくり整理すると、私は今、神宮蓮くんに抱き締められている。 「ちょ…っ嫌…!」 「おっ。嫌がるんだ?そんな女、久しぶりだな~。ますます、そそるね…」 しっかりと掴まれた右手。 腰にまわされた左手。 完全に身動きがとれなかった。  
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

36人が本棚に入れています
本棚に追加