ただいま

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転生界に戻ってから、早くも3ヶ月… ナルミは憂鬱であった。 なぜなら…ヨウジおじさんと、ずっと一緒だからだ ヨウジ 「ねぇ、ナルミくん。君さぁ、あの時見捨てたよね?」 はじまった… 前回、ヨウジおじさんは水質チェックのため、浄水場の役員に連れてかれたのだ。 それ以来、断るごとに 「ビーカーは冷たかった…」 「浄水場でろ過された方がマシだった…」 「おれは転生するたび、人間に虐められる…それどころか!親友であるナルミくんにまで虐められた!」 などと、ねちゃねちゃとした愚痴を聞かされている。 ちなみに顔面もねちゃねちゃしている。 ナルミ 「ヨウジさん…転生期間入りましたよね?後1週間しかないっすよ?もう決まったんですか?」 ヨウジ 「ん?まぁ慌てんなって、転生先なんて選ばなきゃいくらでもあるんだしさ。」 ナルミ 「たまには、人間とかになりたくないんすか!?いつも微生物ばかりじゃないっすか…」 ヨウジ 「き…君にだけは言われたくないな…君だって似たようなもんじゃない…」 ナルミ 「ヨウジさん…これ自慢になっちゃうから言わなかったけど、一回"コアラ"になったことあるんすよ。オーストリアの…みんなに抱っこされて、毎日バランスの摂れた食事、天国でした。」 ヨウジ 「ふぅーん…あっそう…君もあれかい、転生歴で人を判断するタイプなんだ?」 ナルミ 「いや…そうじゃないけど、正直言ってしまうと…ヨウジさん、うざったいんですよ、気持ち悪いし、だからヨウジさんに嫌なこと言うんです。実際、嫌なこと言うのも嫌なくらい、苦手な対象です。」 ヨウジ 「おぅ…キイタよ…今の……ナルミくん!僕のが先輩だよ!?もっと敬意を払って欲しいな!後、せめて"対象"って言い方やめて…胸が痛くなるんだ…」 ピンポンパンぽ~ん 『御呼びだしを致します、ヨウジくん、ナルミくん、至急、神様のいる部屋、通称"神部屋"にお越しください。繰り返しません。』
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