■日常

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そんな姉の異変に気が付いたのは、ここ1週間前の事だ。 姉は、アンブレラ社が地下で密かに開発している「ウイルス兵器」の事を知っていた。 姉からその話しを聞いた俺は、アンブレラ社に対して失望した。 ウイルス兵器なんてものが、もし世界に漏れてしまってはまずい。 姉はアンブレラ社を止めようとしていた。 そして一週間前、事件は起きた。 いつものように朝食を食べていた俺の目に飛び込んで来たのは、衝撃的なニュースだった。 【こちらはラクーンシティよりお送りしています!スゴい殺人劇です!人が人へと噛みつき、次々と人々を襲っています!一体、一体何が起こっているのでしょうか!?】 信じられない映像が、そこにはあった。噛みつかれて苦しんでいる人々、狂ったように噛みついている人々。 そのどれもが、今起こっている事の全てだった。 俺はすぐに分かった。 ウイルスが漏れたんだと。 両親が来る前にチャンネルを変え、両親には知られない様にした。 ラクーンシティは、姉がいる場所だから。 *
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