サンタさんと赤鼻のトナカイさん

5/10

0人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
「ははは、僕の事好きになっちゃったのー?赤鼻のトナカイさん」 「…はい」 「そっかぁ…って、えぇぇ?!」 「好きになっちゃっいました」 「なにそれ…告白ですか」 「はい…」 「はいって…僕達は男だし」 「関係なくなっちゃったです」 「関係多ありです!」 「僕もサンタさんを好きになってから男同士だからダメだ…って思ってました」 「……」 「だけど…」 「…」 「僕…なんか我慢出来なくなっちゃったみたいで…」 「…」 「関係なくなっちゃったです」 「でも、僕は関係なくなってないから」 「サンタさん…」 「ごめん、赤鼻のトナカイさん」 「ひどいよ…」 「ひどいって…?」 「だってサンタさん僕に言ったじゃないですか!!」 「??」 「今さっき言ったのに…」 「え?」 「『みんな幸せにしてるんだ。赤鼻のトナカイさんも幸せに出来るプレゼントをあげるよ』って…」 「そ、それは、プレゼントが僕だと思わなかったからで」 「サンタさんは嘘つき」 「え…?」」 「僕はプレゼントが欲しいのに…サンタさんが子供達にプレゼントをあげている様に…」 「赤鼻のトナカイさん…」 「僕だって…お利口に…うぅ…お利口に…してた、のに…うぅ」 「泣かないで、赤鼻のトナカイさん」 「うぅ…サンタさ、んが…泣かせ…た」」 「ごめん、赤鼻のトナカイさん」 「サンタさんの嘘つき!!!!!」 「!!」 「幸せに出来ないなら最初から、みんなを幸せに出来きるプレゼントを送る、だなんて言わないでください!!!!!」
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加