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「そこは─」
「土方さんにお願いしますね
私も司も嫌ですから」
沖田がそう言うと
土方は藤堂や永倉たちを見るが
全員目を背けた
「…斎藤」
「はい」
「お前が─」
「………わかりました」
斎藤が頷くと藤堂が斎藤の肩を叩いた
「嫌なら嫌と言っても」
「…言ったところで…」
「斎藤さん…
嫌だったんだ…」
沖田が斎藤に哀れみの目を向けた
斎藤は小さくため息をつくと中に入っていった
土方以外は斎藤を見送りそれぞれ散った
「可哀そうだな…斎藤さん…」
「嫌って言えばいいのに…」
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