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藤堂と沖田がそう呟きながら廊下を歩いていると
向かい側から近藤が歩いてきた
「近藤先生!」
「総司に藤堂か
歳を探しているのだがどこにいるか知らないか?」
「土方さんでしたら司の自室の前だと思いますよ」
藤堂がそう言うと近藤は首を傾けた
「芹沢先生が悪酔いして司に刀を抜いたらしく
畳が傷だらけでかえるためのお金を芹沢先生に出してもらおうとしてるんですよ」
「だが総司
芹沢先生が払うと思うか?」
「思いません」
「畳なら私がかえよう
司の自室の畳は元から傷があったからな」
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