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「近藤先生って司には甘いですよね」 「そうか?」 「はい」 「仕方ない事なのかもしれんな 司は…まだ幼き頃から私が預かってきたからな」 近藤はそう言うと司の自室に向かった 「近藤先生も人がいいね…」 「芹沢先生が傷つけた畳を自分でかえるなんて」 二人はお互い顔を見合せ苦笑いをした 一方司は 原田、永倉と共に月を眺めていた 「今日は半月ですね」 「満月になったら月でも見ながら散歩でもするか」 永倉が司と原田の肩を叩きながら言った 「月見散歩ってか… いいな」
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