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「皆さんを誘って行きましょうよ 月見散歩」 司がそう言うと永倉と原田は笑った 「な、何で笑うんですか!?」 「いや そういう和かな言い方は女だなと思ってよ」 「司は言ってたよな 巴御前のように戦いてぇと…」 原田が言うと司は頷き原田の顔を見上げた 「愛しい人のために戦うか… 俺たちはいつ死ぬかわからねぇ人間だ それでも愛しい男のために戦うか?」 「その人がいなくなっても… 私はその人のため その人のかわりとして戦いたい」 「そうか… ま、愛しい男のためなら何でも出来るのが女の強さでもある」
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