39歳

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斉藤『でも心配で…』 「じゃあ斉藤さんは会議室に行って掃除でもしてて。そのうち終わるからさ」 石井『それがええよ』 斉藤さんは少しずつ会議室に向かっていった 石井『あれじゃ先が思いやられるな』 私達は溜め息をついた 事務所が静かになった 「入ってみない?」 石井さんに言うと頷いた ノックして事務所に入る 永井が驚いた顔をした そりゃあ私はあんたの天敵だもんね 「部長忙しい時にスミマセンでした。もう大丈夫なんで仕事に戻って下さい」 私は頭を下げた 石井さんは訳が分からないからキョトンとしてる ちび太『杏さん…無理は駄目だよ。体は1つ。それに女性だ。自分の範囲でおさめないと何でも溢れ出す。だから私は永井くんに提案してる所なんだ』 「それはどんな?」 ちび太『杏さんはここの経理だ。ドライバーじゃない。経理の忙しい時に走らせる配車マンなら、杏さんが走ってる時は経理をやってもらおうと思ってね。 走るだけが仕事じゃないんだ!裏でどんな動きをしてるかやってみればいい』 ちび太のこんな激しい口調は初めてだった これには石井さんも驚いている ちび太『永井くん!返事くらいしたらどうだ?』 永井『…もういいですよ。』 ……何がやねん!?
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