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まさかの永井の言動で終わらせる訳にはいかないでしょ
あのちび太が、あそこまで怒ったんだ
世の中そんなに甘くないでしょ
「ねえ永井くん、部長が良い提案してくれたんだから経理もやってみようか」
永井は目を丸くした
永井『だから杏さんは経理だけやってればいいって事になったじゃん』
斉藤さんも頷きながら私を見る
「だっていずれは永井くんがここをやっていくんだよ?何も分からないトップで会社がまわると思う?」
永井『後から教えてもらうからいいよ』
「駄目。明日から午後2~3時間でいいから経理の勉強をします。斉藤さん、その間は下の事務所を頼みますね」
斉藤『でも…』
石井『それいいな…永井くん、これからの為になるで。その間はワシも事務所に居るようにするしな』
永井『…勝手に…』
「勝手に決めるよ。当然の立場ですから」
そう言って私と石井さんは2階に上がった
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