39歳

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まさかの永井の言動で終わらせる訳にはいかないでしょ あのちび太が、あそこまで怒ったんだ 世の中そんなに甘くないでしょ 「ねえ永井くん、部長が良い提案してくれたんだから経理もやってみようか」 永井は目を丸くした 永井『だから杏さんは経理だけやってればいいって事になったじゃん』 斉藤さんも頷きながら私を見る 「だっていずれは永井くんがここをやっていくんだよ?何も分からないトップで会社がまわると思う?」 永井『後から教えてもらうからいいよ』 「駄目。明日から午後2~3時間でいいから経理の勉強をします。斉藤さん、その間は下の事務所を頼みますね」 斉藤『でも…』 石井『それいいな…永井くん、これからの為になるで。その間はワシも事務所に居るようにするしな』 永井『…勝手に…』 「勝手に決めるよ。当然の立場ですから」 そう言って私と石井さんは2階に上がった
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