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私は息を吸い込んだ
「和美、ケンカするなら言ってよ…来るのやめたのに」
和美『……』
駄目だ(泣)のってこない
これは本気バージョンだ。
しまった…
空気が凍る
真中『杏さん間に入ってくださいよ。和美さん頭固すぎです』
和美を見ると何も言わず私を見てる
何があったんだろ
でも…何にしても…
「仕事の事?」
真中『はい』
「なら和美に任せてるから納得するまで話しなさい。それで解決出来ないなら和美が相談してくるから私はそれまで口は出さないよ」
真中『杏さんは和美さんの話しだけ聞くんだ!』
「そうじゃないよ。和美の意見も聞いて真中さんの気持ちも聞くよ」
真中さんはムキになり始めてる
真中『なら今だっていいじゃないですか』
私は少し間をおいた
「真中さん。冷静に考えて。和美は私と真中さんとの間のワンクッションなんだよ。今私が話を聞いて、すぐに答えを出したらどうなる?
それは決定になるんだよ」
真中『………』
「だから なるべくなら納得するまで和美と話をした方がいいと思うよ」
私は真中さんにはそれだけ言って和美に近寄った
「話したい事があったけど急ぎじゃないから明日また来るよ。真中さんの事頼むよ」
和美は頷いた
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