39歳

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多分…和美にとって真中さんは 私と和美の関係に近くなっていたと思う 最初はお互いに理解出来なかったのに今では居て当たり前なんじゃないかな… 和美が納得しない気持ちも分かる 和美『私は普通に真中さんも会社を移ると思ってた。でも本社に戻るって言ってきた。 それも私には何の相談もなしで…』 和美は涙ぐんでいた 「そっか…」 私は和美の涙に気付かないふりをした 「理由は?」 和美『…ここでやってきた事を本社で生かしたいって。あと…永井が居るから…斉藤さんの事も心配だからって』 「へえ…真中さんがね…」 和美『本社でお茶を飲んで居た頃の自分とは違うって事を社長や永井に見せたいんだって』 「…決意だね。で…和美は納得したの?」 和美『何を言っても聞かないんだもん… 頑張れとしか…もう…言えません。 でも本当に急に言い出したから…』 そこか…
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