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真中さんが対面に座る
ハッキリ言って何を言うか、何を聞くか…まったく考えてきてなかった
真中さんの顔を見て決めよう…そう思っていたけど、その真中さんの顔は今までで一番キレイに感じた
なんだろうな…
真中『和美さんともたくさん話をして、理解してもらえました。ワガママ言ってすみません』
「ワガママとは思ってないよ。自分の道をちゃんと決めて、和美を納得させたんだから自信を持って欲しいな」
真中さんは涙目になってきた
真中『私をここまで育ててくれたのは和美さんです。師匠です。それはこれからも変わりません。
そしてチャンスをくれたのは杏さんです。最初は生意気ばかり言ってすみませんでした』
そう言って立ち上がり頭を下げたと同時に涙も落ちた
やめて…
私は涙もろい…
涙が落ちそうだ
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