合コン男

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「大樹君、お待たせ!ごめんね?お父さんからだったの。心配性で嫌になっちゃう」 靴を脱ぎながらめぐみちゃんは戻ってくる。 「用事とかあるんちゃうん?大丈夫?」 「大丈夫!外寒かった!」 そう言いながらめぐみちゃんは俺に寄り添った。 「大樹君…温かい…」 めぐみちゃんはさっきと同じように俺の体に触れてくる。 「温めて…くれる?」 申し分ない。 めっちゃ可愛い。 でも… 「…俺やっぱ帰るわ」 「…え?」 「ごめんちょっと用思い出したから」 サッと立ち上がり、玄関で靴を履いた。 「大樹君…あたしの気持ち……気付かないの…?」 「たっくんと仲良くしいや」 「っ…!」 「ほんなら帰る。ばいばい」 「あっ…ちょっ…」 表情を見てやりたい気もしたけど、振り返らずに部屋を出た。
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