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「大樹おはよ~」
クリスマスイブ当日。
「おう、良介、優斗、はよ」
俺はついに独り身のまま迎えた。
「お前テンション低いな」
優斗が俺の横の机に鞄を乱暴に置いた。
「大樹は彼女できなかったから気が立ってるんだよね?」
良介がその横に座ってリュックサックを降ろした。
「…うるさいねん。ほっとけや」
「おー怖。良介、あんまこいつ刺激するなよ」
「うん~そうだね」
「……」
気分最悪や。
朝から友達にからかわれて、彼女もおらん。
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