ミニスカサンタ

3/36
前へ
/565ページ
次へ
「大ちゃんっ彼女できへんかったな!残念!」 「……愛。お前俺の傷口に塩塗り込むなや」 地元も学科も同じ愛が俺らの前に座った。 「いいやん別に。イブに彼女がおらん大ちゃんらのためにクリスマスパーティーしよって言いに来たったのに」 金髪のショートカットの髪をわしゃわしゃ触りながら愛は不機嫌そうに言った。 「え~何それ愛ちゃん!」 「良介君、食いつき良いなぁ」 「3人とも、結局独り身なんやったらあたしと由佳とクリスマスパーティーやろうや。うちの家開放すんで?」 「え~っやった~!愛ちゃん大好き!」 「何や勝手に話進めて、俺はイラついてんねん。優斗も乗り気ちゃうやろ?」 黙々と教科書やルーズリーフを出す優斗に問い掛ける。 「…俺はそれで全然いいけど?バイトもないし」
/565ページ

最初のコメントを投稿しよう!

355人が本棚に入れています
本棚に追加