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「大ちゃんっ彼女できへんかったな!残念!」
「……愛。お前俺の傷口に塩塗り込むなや」
地元も学科も同じ愛が俺らの前に座った。
「いいやん別に。イブに彼女がおらん大ちゃんらのためにクリスマスパーティーしよって言いに来たったのに」
金髪のショートカットの髪をわしゃわしゃ触りながら愛は不機嫌そうに言った。
「え~何それ愛ちゃん!」
「良介君、食いつき良いなぁ」
「3人とも、結局独り身なんやったらあたしと由佳とクリスマスパーティーやろうや。うちの家開放すんで?」
「え~っやった~!愛ちゃん大好き!」
「何や勝手に話進めて、俺はイラついてんねん。優斗も乗り気ちゃうやろ?」
黙々と教科書やルーズリーフを出す優斗に問い掛ける。
「…俺はそれで全然いいけど?バイトもないし」
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