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「そんな派手な顔してただのティッシュ配り?嘘でしょー?どうせ親に言えないこといろいろやってんでしょ?」
「ちがっ…もう放して下さいっ…」
「おじさん君みたいなキツそうな子好きなんだよ」
「やだ…やめて「おい、おっさん。何してんねん」
「佐…野…?」
田村の露出した二の腕を掴むおっさんの手首を握った。
「きっ…君っ…一体何なんだっ…!」
「……何やねんはお前やろおっさん。欲求不満なら金払って女に尽くしてもらえる店に行け」
「くっ……」
「ただのティッシュ配りの女を無理矢理連れて行こうなんて犯罪やから」
「っ…そんな派手な見た目してる方が悪い!ややこしい真似をするな!」
おっさんはコートの裾を翻し、小走りで去って行った。
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