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「……大丈夫か?」
おっさんが去った後、白い袋を持ったミニスカサンタと俺が残った。
「べ…つに大丈夫だし。何でいるのよ。別に佐野がいなくても一人で何とかできたんだから」
田村は俺と目も合わせずに言った。
「…それが助けてやった人に言う言葉か?」
「…別に助けてなんて頼んでない」
…いちいちムカつく女やな。
「あぁそうか。あのおっさんとホテルでも行きたかったか?」
「誰がそんなこと「そんなケバい見た目してたら金払えば股開くと思われてもおかしないわ」
「なっ…に…それ…」
「そのまんまの意味や。ほんならな」
踵を返して俺は来た道へ向かって歩き出した。
「ハァ……なんやねんホンマ」
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