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■..弐
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背景(夜。比較的都市の中心から離れている、静かなところにある屋敷
フクロウが鳴いている)
ツバキ「屋敷の警備はどうだ?」
(近くの木から様子を眺めていて)
ひめ「門に二人と、屋敷の入り口に二人…あと屋敷の庭とかを巡回してるのが六人かな」
桔梗「幸運にも、阿久根は忍を雇ってない
まずまわりの警備をなんとかするのが得策か…」
(考えるように顎に手を当て)
蘭子「それじゃ中に隠れてる警備が気付いてすぐ応援も来ちゃうわよ?」
桔梗「じゃあ…やはり天井裏から直接、阿久根の部屋に…」
杜若「…今日は屋敷に客が来るらしく、芸者や接待の女を集めていた」
ひめ「うわぁ…なんだか
怪しい匂いがしますね」
ツバキ「その人たちは極力巻き込みたくないっスね
…そういえば潜入捜査って…」
杜若「そうだ、その芸者に変装して潜入する(ツバキの言葉に頷いて)
作戦はこうだ。
俺と蘭子で阿久根の部屋に変装して入る
ツバキと桔梗は天井裏で待機だ
ヒメユリは他の者が部屋に入ってこられないようにしてくれ」
桔梗「なるほど…御意」
ひめ・蘭子「「御意です」」
ツバキ「杜若隊長…変化(へんげ)するんすか?」
杜若「俺は御意の返事しかきかんぞ」
(軽くツバキを睨むように静かに言い)
ツバキ「…御意っス」
(口を尖らせ)
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