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背景(時期は桜が満開の春。
城下の賑わいと小鳥のさえずりなどが聞こえる気持ちの良い快晴)
ツバキ「ふぁ~…こういう気持ちの良い日は、無性に眠気がでるよなァ桔梗ー」
(大きな欠伸をし陽なたぼっこをしていて)
桔梗「こういう気持ちの良い日に限って仕事がくるんだよ
早く一人前の忍になるには、
そんな能天気なこと言ってらんないぞ?」
ツバキ「ま、それもそーだな
……ん?」
(後ろに人の気配を感じ振り向き)
蘭子「ツバキ、桔梗。こんなところにいたのね…
仕事あるから戻ってこいって杜若さんが」
桔梗「仕事か…分かりました、蘭子さん。すぐ行きます」
ツバキ「まじで仕事がきちまったよ…この間は飼い猫が逃げたから捕まえてこいとか、全然忍らしくない仕事だったなー」
蘭子「ふふ、ツバキは危険な仕事に燃えるタイプよね
まぁ…見習いだからしょうがないわよ」
桔梗「おい、早く行かないと
杜若隊長に叱られるぞ…」
(談笑する二人に呆れるように)
ツバキ「うわ、やべー!」
(立ち上がり、その場からシュッと消えるように走り)
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