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「んー、なんだっけなー」
呟いて机に突っ伏す。
…今日も、あの夢を見た。
家の倉庫…というか物置小屋で誰かの日記を見つけて、読む所までは覚えてる。何処かに行こうとしたのも覚えてる。でも…、いつもそこで目が覚めてしまう。
1回か2回ならともかくこう何回もだと、
「気になるなー…」
「なーにがっ?
…あ、ついに唯にも春が来たかー?」
「え、…あぁ、なんだ詩織か。びっくりした」
前の席の椅子を陣取って、背もたれに抱き着いた格好で話しかけて来たのが仲村詩織。あたしの…親友、かな。
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