蛍光

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ゆらゆらゆら 眩しくもない光 するするする 闇夜の竹やぶを 掴み損ねた愛しい光 優しい手のひらに抱かれて 消え入りそうな眩しさを放つ 甘い水を探して 辛い水は避けつつ いろはの真名を探す 頭はいつも先導をきる 傘と木陰に隠されて 雨を避けずにいられない あじさいの船に揺られて 沢の岸辺がよくさわぐ 手元からこぼれた幸 甘い甘い雫 蜜の味の雫の下の こぼれた先の尊い命の
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