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オジジの手伝いなんてするものじゃない。なんだってこんな時間までか弱いおなごをこき使うんだよあんちくしょう。
夕暮れ、黄昏刻。
熱帯夜へ移り変わるこの時間の雑木林沿いの、背の高い草を切ってあるだけの粗末な道を歩く。
ふいに話し声、しかも熱っぽい類のものが聞こえて、耳を澄ましながら右手の雑木林に目をやれば。
「お嬢さん、君は甘いね」
「……ありがと……んあ、はぁん」
ああ、見たくもない風景が広がっている。
絡み合う男女。
白昼堂々と、じゃないだけましだけど、こんな田舎の雑木林で何やってんだか。
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