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「そういえばそんな話しをしてたのです。と言うか、殊吏にぃと羽生ねぇの為なのです」
こいつは悪気もなく言うな…隣でいる羽生が困った顔してるぞ。
「殊吏はともかく私は大丈夫よ!何とかなるわ!」
いやいや。創臥はもちろん大丈夫だ。刹那も飛び級で転校してきただけあって賢い…びっくりだがな。羽生は俺と同じくらいの成績だったはずだ。
「待て羽生。おまえは俺と同じでやばいだろ?」
「あんたよりはマシよ!」
羽生が怒った顔で言う。いや、怒られる意味が解らん。
「まあまあ、いつも通り刹那さんの家でやりましょう。いつにしますか?」
「俺はいつでも良いぞ」
「アタシもオッケーよ!」
「僕はいつでも大丈夫なのです」
「私もいつでも構いませんよ」
全員暇人か?まあ、彼氏、彼女が居るわけでもない俺達だからな…暇な時はいつも一緒にいる。
「じゃあ今日にしましょうよ!部活もテスト前はないしね」
いやいや、流石にダメだろ?刹那の都合も…
「分かりましたです。婆やに言っておきます♪」
大丈夫なのかよ…まあ良いけどな。
こうして今日の放課後に勉強会は決まった。それが日常の崩壊とも知らずに…
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