主人公なのに…

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ジャンボ 「なんで洞窟の中なのに明るいんスかね?」 フレア 「周りの土を見てみろ、テラジウムだ。」 ウン筋丸 「なんだテラジウムって?」 フレア 「説明すんのメンドクサイな…発光石つって…まぁあれだ…ホタルイカのパワーアップ版だ」 ウン筋丸 「………解りやすいのか解り難いのかワカラナイな…」 フレア 「そこは雰囲気で察しろ!!」 ジャンボ 「………とりあえずペタジーニ合金探しますか。フレアさん特徴とかってありますか?」 フレア 「特徴?…とにかく真っ黒いから見ればすぐに解ると思うぞ」 ジャンボ 「了解ッス」 その頃、 スミス 「お腹空いた!」 パンナコッタ 「………カレーでイイか?」 スミス 「あんたそればかりね……カレーしか作れないコックって何?…イラナイわよそんな設定…」 パンナコッタ 「…オマエちょいちょい自分の事棚上げするよな…嫌なら作らないぞ」 いつの間にか船の修理を諦めたパンナコッタはスミスとともにWiiリモコンを振り回していた。 スミス 「……チッ…しょうがないわね、自分で作るから良いわよ」 パンナコッタ 「作れんのかいΣ( ̄∀ ̄;)ガビーン」 スミス 「あっ、ちゃんとWii片付けといてよね!」  * * * * ウン筋丸 「小っさ少なっ……」 ジャンボ 「これっぽっちじゃでスねぇ」 ウン筋丸の手の平にちょこんと乗った小ブリな石ころを3人は見つめながら言った。 フレア 「おかしいな…多分まだどっかにあるかも知れないぞ。」 ジャンボ 「わかるんスか?」 フレア 「ん?、あぁ、あそこ…まだ洞窟に先があるからそうかなって……(勘)」 ウン筋丸 「…………なんだ勘か…」 ジャンボ 「…………なんだ勘か…」 フレア 「…………なんだ不満か…」 ウン筋丸はポケットにテキトウに黒い石ころをしまうと、一行は洞窟の奥へと足を向けた。
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