シカゴの空

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ボリジョイ 「この後どうする?」 サカキ 「決まってるべ!! 海だよ!!」 高3の夏、15の夏!! ボリジョイ 「でも俺、スティービーのレッスンある…」 サカキ 「サボれ」 ボリジョイはピアノのレッスンを受けているのだ!! サカキ 「いつからそんなに真面目になったのよ!?」 ボリジョイ 「ん?初めからだ」 サカキ 「んで、サボる?」 ボリジョイ 「当たり前だ」 サカキ 「ハハハ!!」 ボリジョイ 「ワハハ」 毎日このやりとりに近い事を2人は入学当時から続けているのだー!! スティービー 「ヘイ!!ミスターアカサカ!!」 スティービーが現れた ボリジョイ 「ソーリー。グッバイ」 スティービーはピアノ講師だ。かつては世界的に有名なジャズシンガーだったらしい。今は若い蕾を開花させることに生きがいを感じて高校の音楽講師をやってるみたいだ。 生徒の中でもボリジョイは群を抜いてピアノセンスがあった。 サカキ 「急げ!!いつもの場所な!!」 ボリジョイ 「はいはい」
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