シカゴの空

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サカキ 「すみません。ショートケーキ一つ追加で」 ウェイター 「オッケー」 サカキは【あの事】を思い出した。 サカキ 「そうだったな」 ボリジョイ 「そう」 ボリジョイはカフェオレのおかわりをもらった。 ……… ……… ……… サカキとボリジョイは店を出て海岸線を走りだした。 [ブァァンブァンブァンブァ~] ボリジョイ 「珍しいな。他にも行くところあるのか。日暮れるぞ」 サカキ 「サマータイムだから何とかなるべ!」 ボリジョイ 「で、どこ行くつもりだー?」 サカキ 「もう着く」 [キーッ] バイクを停めて降りた。 サカキ 「ここは夕日が綺麗なんだ。」 着いたのは浜辺だった。さっきいたカフェテラスとは数キロと離れていない。 ボリジョイ 「ロマンチストか?」 サカキ 「ここはいつも一人で来るんだわ。【あの事】を思い出したらここに来てる。バイクの免許取った日にも来た所だ」 ボリジョイ 「ふーん…」 空は瞬く間に色を落としていく。サカキは落ち着きたい時に来ている。 サカキ 「…あのさ、俺…」
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