居眠り姫と目覚まし王子

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「えぇーっ!晃君のケチー!」 「うぅ…すいません」 「そんなに私と勝負したくないの?」 愛さんが目を潤ませて顔を覗き込んでくる。 前にいったとおり愛さんは背が平均成人女性より低いので、僕より小さい。 なので今は愛さんが僕を見上げている構図だ。 正直恥ずかしい…。 はぁ、今いるコーナーが人の少ない保存食のコーナーでよかった… 「ちょ、顔近いですって」 「ふふ。そんなに嫌なら、近所で晃君の変な噂、広めちゃおっかなー」 にやりと笑う愛さん 「ネタはたくさん、お姉さんから仕入れてあるのよ?例えばー、この間あなたの部屋からギ…」 「やめてくださいぃぃ!」 あんの引きこもり漫画家ぁぁぁぁぁぁ!人の秘密ばらしやがったな! てか勝手に人の部屋に入るなよ…
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