居眠り姫と目覚まし王子

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朝────。 僕は朝が嫌いだ。 眠いのに、起きなきゃいけないし。 だるいし。 朝が嫌いな人はたくさんいるだろう。 「ピピピピピ…」 目覚ましが鳴る。 「…うるさい」 けど、起きないわけにもいかないから、目覚ましを止め、僕はだるい体を起こす。 制服に着替える。うちの学校は学ランだ。 「ふわぁぁ…」思わずあくびを1つ。 こんなに眠いなら、昨日夜更かししなければよかったと、今更後悔する。 僕は姉と2人暮らしだ。 幼い頃に両親を亡くしてから、2人で生きてきた。
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