それぞれの道

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初めてだよ、ホント。放課後、俺は竜司を屋上に呼び出してしまう。 リュウジ「どうした?珍しいな、翼が相談だなんて」 いつもなら一人で考える。だって悩むことがしょうもないことなんだもん。アイスは味と量どっちが得した気分になる?っとまぁこんな感じのばっかだ。勿論俺はアイスが大好きだ。けど今回は違う。 ツバサ「悪いね、竜司忙しいのに」 リュウジ「親友の相談じゃないか。しかもすっげぇ顔してたしよ」 竜司の言葉を最後に俺は何も言えずに沈黙が続いてしまう。こんな時でもまた俺は迷っているのか…? リュウジ「翼?」 竜司は心配してくれてるんだな…あぁ… ツバサ「ごめん。また今度にして!」 はぁ?誘っといてなんだよ…ホント何がしたいの?俺は。身体は勝手に動きだし走って昇降口に向かおうとしてしまう。
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