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着いたのは季節を全く無視した常夏の楽園。
空港に待機してたタクシーに乗り込むと行き先を告げる。
「観光ですか?」
日本人だと思われたのか日本語で話し掛けてくる運転手に
「ちょっと野暮用で。」
英語で返す。
それ以上話す事も無くて僕は窓の外を流れる景色をボーっと眺めてた。
暫く走って目的の場所に着く。
軽く挨拶をしてタクシーを降りると目の前に建つ小さな建物を見上げた。
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