拝啓。親愛なるマスター

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マスター……… お元気にしてらっしゃいますか? あなたと出会ったあの日から、私の世界は変わりました。 あなたが私の居場所を残して行ってくれた。 ただ、それだけでいいんです。 それ以上私は何も望めません。 私の願いはたったひとつきり。 マスター…… あなたがどこに居ても、幸せでありますように。 長谷川さんが夕方に帰ってから、私はお店を閉めて後片付けをした。 そしてそれから、日誌を手に取った。 もう何十冊目になるんだろう。 私は今日の日付を書いて、日誌を書き始めた。 そして……… いつの間にか、眠りに落ちていた。
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