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   沙織の体は素直だった。 泡のついた指が沙織のウブな肌に自然な曲線を描く。 鮎川さんが描いたであろう曲線を俺は全て消し去ろうとした。 『もう・・・・・・ダメ・・・・・・』 そう言う沙織の表情を、俺は、何度も何度も脳裏に焼き付けた。 曲線が沙織の体のすべてを覆いつくすころ、沙織の小さな掌に泡をつけた。 その可愛い掌は巧みに俺を一瞬で解放させた。  
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