品川事務所

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  三分前。 沙織からだった。 留守電も入っていない。 あれ、何かあったか? 急いで電話する。 「・・・・・・」 かからない。 もう一度、かけなおす。 「・・・・・・」 話し中になった。 沙織もこっちにかけているのか? 三十秒待って、もう一度かける。 かかった。 「あ、理?」 「うん。どうした?」 「えっと、あの・・・・・・」 沙織は何か言おうとしていた。  
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