第十三章

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「お前だって、人の事言えないだろうが」 ディナンは意味深に笑う。 「?」 リオンは怪訝な顔で首を傾げた。 「まぁ、その話は置いといて。 俺の上司に会ってくれないか? その時に、俺にも説明してくれ」 「ええ!? でも、そしたら間に合わなくなっちゃうよ!?」 リオンは焦って声を荒げた。 「まぁ、落ち着け。 今日の昼にサバイバルは終わる。 その後に、転移でギルドに移動するから、大丈夫だ」 ディナンの提案に、リオンは暫し考え込んだが、他に案が浮かばなかったので渋々頷いた。 それから、サバイバルは無事に終了したが、教師は何やら慌ただしかった。 他の国で学園が襲われた、との情報が伝わったらしい。 なので、もしもの事を考えて暫く休校となった。 リオンにとっては、都合の良いことだったが。 .
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