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「お前だって、人の事言えないだろうが」
ディナンは意味深に笑う。
「?」
リオンは怪訝な顔で首を傾げた。
「まぁ、その話は置いといて。
俺の上司に会ってくれないか?
その時に、俺にも説明してくれ」
「ええ!?
でも、そしたら間に合わなくなっちゃうよ!?」
リオンは焦って声を荒げた。
「まぁ、落ち着け。
今日の昼にサバイバルは終わる。
その後に、転移でギルドに移動するから、大丈夫だ」
ディナンの提案に、リオンは暫し考え込んだが、他に案が浮かばなかったので渋々頷いた。
それから、サバイバルは無事に終了したが、教師は何やら慌ただしかった。
他の国で学園が襲われた、との情報が伝わったらしい。
なので、もしもの事を考えて暫く休校となった。
リオンにとっては、都合の良いことだったが。
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