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「ふっ!ふっ!ふっ!」
とある森の中、剣を振る少年がいた。
名はキルク。魔法学園の二年生である。魔法学園に通ってはいるものの、キルクは魔法を使えない。
幼い頃に、極稀にかかる魔力が枯渇する病気にかかり、魔力を全て失ってしまった。
魔力がないことでバカにしてくるものもいれば哀れんだり同情したりしてくるものもいた。
その中で一番キルクが嫌なのが同情や哀れまれることだ。
自分はもうその事を吹っ切ったのに同情されたりすると、昔を思い出してしまい鬱になってしまう。
そんな同じことの繰り返しの生活を送っている。
「今日はこのくらいでいいかな。」
剣を振るのを止め、鞘へと刀を納めた。
そしてキルクは自宅へと帰宅した。
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