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朝食は簡単なものにした。パン、卵焼き、ベーコンなど普通の朝食。
それを作り終えると、テーブルへと持っていく。
レムは椅子に座って待っていたのだが、ミンはずっとキルクの背中に張り付いていた。
「ミン、出来たから降りて食べよう。」
「・・・・・・・・」
無言のまま背中から降り、席につく。
「では、いただきます。」
キルクは自分も食べながら2人の様子を気にしていた。
他人に自分の料理を振る舞ったことなどないからだ。
いくら簡単に作れるものとはいえ、気になるらしい。
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
無言のまま朝食をとる。
普通に食べてくれているところを見ると不味くはなさそうである。
その後も無言のまま朝食は終わりを迎えた。
そして現在、キルクは走っていた。
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