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野球の神様登場
「ピーポー、ピーポー」
響き渡る救急車のサイレン。
なにがあったかと言うと……翔は事故にあった。
病院に運ばれた。
すぐに手術室に。
「俺死ぬのかな?野球もっとやりたかったよ。」
「フォッフォッフォ。その願い叶えてあげようか?」
「ヤバっ!俺幻覚見えてるよ。やっぱ死ぬのか。」
「だから、ワシが助けてあげるって。」
「俺、重傷なんだな。」
「オーイ。」
「俺の人生の終わり方も呆気ないな。」
「オーイ?」
「まだ俺9歳なのに。」
「オ~イ。わざとなのか?この神をしかとするのはわざとなのか?」
「幻覚が話しかけてきた!」
「誰が幻覚じゃ!それにワシはさっきから話しかけとったわ!しかとしてたな。」
「えっ?幻覚じゃないの?」
「ワシは幻覚じゃない!ちゃんと実体がある。」
「そっか!きっとこれは悪い夢なんだ!……ッテ!夢じゃない。」
つねってみたが痛かった。
「さて、本題じゃが、オヌシを生き帰らせてやってもいいぞ。」
「マジ!?ってやっぱり俺、死んだんだ。」
「ワシの力で生き帰らせてやる。」
「いいの!?」
「あぁ。しかし、条件が一つある。」
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