野球の神様登場

1/4
前へ
/193ページ
次へ

野球の神様登場

「ピーポー、ピーポー」 響き渡る救急車のサイレン。 なにがあったかと言うと……翔は事故にあった。 病院に運ばれた。 すぐに手術室に。 「俺死ぬのかな?野球もっとやりたかったよ。」 「フォッフォッフォ。その願い叶えてあげようか?」 「ヤバっ!俺幻覚見えてるよ。やっぱ死ぬのか。」 「だから、ワシが助けてあげるって。」 「俺、重傷なんだな。」 「オーイ。」 「俺の人生の終わり方も呆気ないな。」 「オーイ?」 「まだ俺9歳なのに。」 「オ~イ。わざとなのか?この神をしかとするのはわざとなのか?」 「幻覚が話しかけてきた!」 「誰が幻覚じゃ!それにワシはさっきから話しかけとったわ!しかとしてたな。」 「えっ?幻覚じゃないの?」 「ワシは幻覚じゃない!ちゃんと実体がある。」 「そっか!きっとこれは悪い夢なんだ!……ッテ!夢じゃない。」 つねってみたが痛かった。 「さて、本題じゃが、オヌシを生き帰らせてやってもいいぞ。」 「マジ!?ってやっぱり俺、死んだんだ。」 「ワシの力で生き帰らせてやる。」 「いいの!?」 「あぁ。しかし、条件が一つある。」
/193ページ

最初のコメントを投稿しよう!

58人が本棚に入れています
本棚に追加