野球の神様登場

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「野球の神様かぁ……。」 内心、絶対あれは悪魔か閻魔大王だろうと思ってる翔。 ベッドに仰向けになってた。 すると……………。 「HELLO。」 「ん?………うわぁー。またかよ。なんの用?」 「特に用はない。」 「んじゃ、帰れ!」 「命の恩人になんてことを!罰当たりが!」 「失礼しまーす。」 看護婦さんが入ってきた。「体温測りますねぇ。」 さすがに5日目ともなれば慣れたもんだ。 「それじゃあおとなしくしててくださいねぇ。」 「一つ聞いていいか?」 「なんじゃ?少年。」 「あんたさ、半分あのナースがお目当てだろ。」 ギクッ。 「そ、そんなわけ、な、ないじゃろ!」 「その割にはしどろもどろじゃねぇか。」 「やかましいわ!」 …………ちょっと待てよ………なんでこの爺さんここにいるんだ?…………本人に聞いてみるか…………。「なんでここにいるんだ?」 ニンマリ。野球の神様はこの上ない笑顔を見せた。 「知りたい?」
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