「俺の旅の始まりは

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  カニ「――――はい、 シリアスタイム しゅーりょーww」 トウヤ「・・・・・・。」 小説の概要に "シリアス皆無"とは 書いてあるものの、 冒頭にもう数ページ位は 真剣っぽさが必要と思う。 カニ「そう硬い事 言わないでさー。」 と言うか、 俺の鞄に入って居た この謎の生命体が・・・ 平然と言葉を交わして居る事に 驚く暇すら与えてくれないのか。 カニ「まあ、良いんじゃない? 小説なんだし。」 何でもありってか。 他の小説と違って 何とまあフリーダムな。 色々突っ込み足りないけど 俺の思考を完全に読んでる辺り 一番気に食わないな。 カニ「しょうがない。 作者なのだから。」 メタ発言も良い所だ。 冒頭のページは 結構真剣なシリアス だったってーのにな。 カニ「チャームポイントだ ステータスだ、 変態発言してた奴が何を言う。」 知るか。 ベルたんが 可愛過ぎるのが悪い。 トウヤ「さて、 何故貴様の様な 完全に不要な奴が出て来た?」 見た目は手の平に乗る程度の まんま"蟹"なこの生命体。 パートナーを選んで、 眼鏡達とバトルして・・・ 家を出たら こいつが鞄から這い出て来た。 カニ「シリアスを ぶち壊したかったから。 そして読者の皆様に 早く自己紹介したかったから。」 要らないな。 絶対要らないなこいつ。 カニ「まあ聞け。 ・・・BW小説なんてこの先 幾つも出て来ると思う。」 発売から結構経ってるからな、 執筆を試みる作者様が 何人も出て来られる事だろう。 カニ「そこで、だ。 他と違った大きな特徴を 売りにしたいと思った 訳なのだよトウユ君。」 トウヤだ、馬鹿。 トウヤ「・・・それでこの 意味不明な流れと 強烈なメタ発言+ まさかの作者登場か。」 カニ「そう言う事だww」 いつかこの蟹もどき、 世のBW小説様の為にも 消し去ってみせよう。  
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