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トウヤ「おっと、
これは不覚・・・
・・・さあ、行くぞベルた
チェレン「だから此処で
待って居ろと言ってるだろう!」
くそっ、しつこいなこの眼鏡!
俺はどうしても
行かないといけないんだ!
トウヤ「・・・む。」
少し平静を取り戻した所で、
何処からか鋭い視線を
浴びて居る事に気付いた。
ツタージャ『・・・・・・。』
そう、眼鏡が抱き抱えて居る
草ポケモンのツタージャが
突き刺さる様な鋭い視線・・・
"にらみつける"を向けて居た。
トウヤ「どうした、
不機嫌なのか?蔦っ子。」
まだ俺達は
会ったばかりだからな。
バトルでは眼鏡の
指示に従ってたとは言え
まだまだ懐いて居ない。
トウヤ「ほら、機嫌直せ蔦っ子。」
取り敢えずこいつは・・・
雌のツタージャで、
結構冷静っぽい性格だろうか。
先ずは頭を撫でて
機嫌を取ってみる。
ツタージャ『・・・触るな、阿呆。』
お、何か喋ってる。
心なしか不服そうに見える
気がしないでも無い・・・
ツタージャ『マスター以外の人間が
私に触れるなあああ!!』
おぉおお?
いきなりきゅいきゅいと
叫び始め・・・うわ、
痛っ・・・たたたた!!
チェレン「駄目だな、トウヤ。
そんな接し方じゃ君の
ポケモンにも嫌われるぞ?」
トウヤ「うっさい眼鏡、
取り敢えずこれ外っ・・・
たたたたた!!」
思い切り手を噛まれてる俺。
牙やら、そう言うのを
武器とはして居ないが、
やっぱり噛まれると痛い。
チェレン「仕方無い・・・
・・・ほら、ツタージャ。」
眼鏡がこいつの首元を
軽く掴むと、
直ぐに大人しくなって
俺の手を離した。
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