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俺が呆然と立ち尽くしてると――。
女は、キスして来た……
しかも、ディープ……。
そこから、俺は記憶を失った……
目の前に暗幕を張られたみたいに真っ暗になる……。
うぅ……
目を開けると、そこは――
ホテルの一室だった……。
ガバッ!!!
俺は、飛び起きた!
ここは!?
俺は、辺りを見回す。
「あら!?お目覚め!?」
さっきの女が居た……。
スラリとした細身の長身の女――響子(彼女)も、相当な美人だったが、この女は、それ以上に妖艶でなまめかしい――。
って、そんな事、言ってる場合じゃあない!
「おい!ここはどこだ?結婚式は!?」
俺が聞くと、女は
「式は、貴方が倒れたから、中止になったわ」
そう言うと、女は、ベッドに腰掛けて来た。
スラリと伸びた綺麗な足を組んで、体を斜に向けて、俺に近づいて来た。
「な…何だよ!?ってか、あんた誰だ?響子はどうした?」
女は、自分の胸に手を入れて、スッと、白い封筒を出した。
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