奥様は♂17歳

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一人、悶々とそんな考えを頭の中で巡らせていると……。 「………さん……恭也さん……」 はっ!! 「あ、あぁ……どうした?」 「何ぼーっとしてたの?」 祐一くんは、俺の顔を覗き込んだ。 「あ、いや……なんか、不思議な感じがして」 俺は、ぼーっとしてたワケを答えてみた。 「実際、今こうして君と居る事が――」 恭也は、そう言って祐一を見た。 「だよね……本来なら、響子義姉さんと住むはずのマンションだもんね」 祐一は、そう言って俯いた。 「でも、僕は、決して、恭也さんを裏切ったりしない!ずっと傍にいる。」 祐一は、顔を上げて、恭也の顔を真っ直ぐ見て言った。
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