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俺は少女に近づき、
「大丈夫か…怪我はないか?」
と尋ねると、少女は泣くのを止め、
「…ありがとう」
と言い、立ち上がる。俺は、
「…そうか……」
と言って、後ろを振り向き、その場を去ろうとした。
すると、少女は俺のコートを引っ張って、
「ねぇ、おじさんの名前何て言うの?」
と尋ねてきた。
俺には名前が無かった。というより、名前の記憶が無く、仕方無く落ちていたネームプレートを思い出し、
「…ゼロス」
と名乗った。
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