序 章 静かなる大地
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一キロ程進むと、目の前に廃墟になったビル郡が立ち並んでるのが見えた。 「あそこは…」 俺は何故か懐かしい気持ちでいっぱいになった。 俺には以前の記憶が無く、気がつけば俺は、この荒野で一人っきりだったのだ。 以前はどんな生活をして、どんな奴だったのか… 名前すら思い出せなかった… それらの手がかりを探すべくして、俺はビルの立ち並ぶ、その場所へと足を踏み入れた。
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