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ビルを目の当たりにして、少しずつ進んでいく…
すると、何かを踏みつける音がした。俺は、
「…ん?」
と足元を見ると、一つのネームプレートが落ちている。
そのネームプレートには、【ゼロス】と書かれていた。
「ゼロス?」
俺は、その名に聞き覚えがあった。
しかし思い出せない…
俺にとってとても重要な事であるはずなのに…
頭の中のモヤモヤが消えないまま俺は、そのネームプレートをグッと握りしめ、そのままビル郡の奥へと進んだ。
今度は人の気配を感じる。
俺は、恐る恐るその人の気配を感じる場所へ向かった。
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