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そんな生活を続けていたら急に家の駐車場に母の車が止まっていた!
《やった!お母さんが目を覚まして帰ってきてくれたんだ》
って思って慌てて階段を降りようとしたら急に目眩がして足元が、よろけた。
最近は、しょっちゅうある事だった。
だって口内の痛みで、ろくに食事してなかったからね。
よろよろと降りて行くと玄関に知らない男の人がボ~っと立っていた。
《???》
まぁ、いいや! お母さんは何処にいるんだろう?
和室から物音が聞こえたので慌てて和室に行くと母は、洋服を丁寧にたたんでは、また旅行バックに詰めていた…。
「帰ってきてくれたんじゃないの?」
そう聞くと母は信じられないセリフを吐いた。
「あらっ、涼ちゃん元気?お母さんは今あの男の人と同棲してるのよ。だから今日は荷物取りにきただけよ。」
はっ?
今、自分が何言ってるかわかってんの?
元気?って、こんなに衰弱してる私に気付かないの?
そして【不倫相手】を、どうして家に上げてるわけ?
お父さんもいるのに…。
私の頭の中は真っ白になった……。
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